爪の状態、大丈夫ですか??

2018年3月14日

 

当院では巻き爪の治療をしていますが、新規の患者様で巻き爪で爪が痛いと来院されても治療ができない場合があります。

それは爪自体に菌が繁殖している時です。

いくつか紹介します。

 

・白癬菌(はくせんきん)

『爪水虫』とも言われます。大体が足白癬(水虫)が起こった時に合併して起こる爪の病気です。

進行すると爪が厚くなり、先端からボロボロと崩れやすくなってきます。

 

・緑膿菌(りょくのうきん)

『グリーンネイル』とも言われ、文字通り爪が緑に変色してしまう『爪カビ』です。

グリーンネイルは痛みや痒みがない分、あまり気付かない人も多いですが、進行してしまうと爪の色が取れにくくなるので、治す時間も長くかかってしまいます。

 

・爪甲下角質増殖(そうこうかかくしつぞうしょく)

爪白癬が原因で、爪の下の角質が増殖し、ボロボロとした角質が爪の下にたまってどんどん厚くなってしまう状態です。

 

・爪真菌症(つめしんきんしょう)

見た目や症状は爪白癬とほとんど一緒ですが、

原因が様々な真菌で起こるので、治療方法も違います。

 

 

このような爪の状態で巻き爪治療をしてしまうと、菌をさらに繁殖させてしまう恐れがあります。

爪の色や質に違和感を感じたら皮膚科へ行くことをお勧めします!

患者様の爪を第一に。