巻き爪予防とセルフケア

ゴールデンウィークが終わり夏はすぐそこ

暑くなるとサンダルを履く機会が増え爪が気になりますね。

今回は自宅でできる爪のトラブルの予防法をお伝えします!

 

<自分でできる爪のセルフケアの6か条>

①しっかり洗浄

毎日入浴をしていても足は意外と洗えてないもので、ただ軽く洗って終わりにしてしまう方も多いと思います。

爪や足をしっかり洗うというのは、その部位に関してのトラブルを防ぐ第一歩となります。

また毎日気遣い洗うことで、ちょっとした炎症や爪の変化にも気付くでしょう。

足を洗うポイントとしては、しっかり泡立ててタオルやスポンジで足全体を包み込むように洗うことです。

指と指の間は特に菌が溜まりやすい場所ですので洗い忘れのないように注意しましょう!

爪の周りもお忘れなく!

洗いにくいところは柔らかいブラシなどで皮膚を傷つけないようにやさしく洗うといいでしょう。

②水分の拭き取り

お風呂から上がったとき、どうしても足まで手を持っていくのが面倒で、足の裏をバスマットで軽くふいて終わりという方も多いと思います。

お風呂で足をしっかり洗ったのに、水分をそのままにしてしまいますと蒸発していき皮膚が乾燥してしまいます。また逆に、水分を残すことで菌が入りやすくなり水虫などの感染の温床になってしまいます。

乾いた綺麗なタオルで指と指の間や爪周りを綺麗に拭くといいでしょう。

バスマットのこまめな洗濯もお忘れなく!

③保湿

しっかり拭いた後は、皮膚がしっとりしているうちにクリームなどで保湿を行いましょう。

皮膚が乾燥してしまうと皮膚のバリア機能が低下して痒みや湿疹の原因になってしまうことがあります。

指先または乾燥しやすいかかとなどにまんべんなくつけるといいでしょう。

その際、爪の上や周囲にもつけることもお忘れなく。

爪も乾燥してしまいます。

乾燥した木材が変形するように爪も巻きやすくなります。

クリームはハンドクリームで十分ですが、保湿効果をもとめるのであれば、ワセリン(石油から精製された油)や尿素(タンパク質分解)入りのクリームを使うといいでしょう。

肌を綺麗にするとともに、保湿を行うことができます。

④正しい爪の切り方

爪の切り方は巻き爪を含め、爪のトラブルの原因の1つです。

多くの方が爪を短く切りすぎる「深爪」や、爪の角を斜めに切ってしまう「バイアスカット」という爪になられる方が多く見受けられます。

爪のは繊維は内層から「縦→横→縦」の3層構造でできています。

バイアスカットのように斜めに切ってしまうと、布みたいに内側にクルッと巻いてしまう構造となっております。

また、深爪をしてしまうと指の先端が盛り上がってしまい、爪が埋もれた状態になり爪がまっすぐに伸びなくなります。その結果、肥厚爪や巻き爪になってしまいます。

爪は四角に切る「スクエアカット」が良いでしょう。位置としては指の先端か、それより少し長い位置がベストです。

両端の角は隣の指が傷付かないようにヤスリなどでやや丸く整えましょう。

⑤自分に合う靴

まず最初に靴を選ぶにあたって覚えて頂きたいことは、「ファッション」や「色合い」というのは二の次だということです。

靴を選ぶにあたって考えなければいけないのは、靴の主な役割である『足の保護』と『足の機能向上』 です。

そこで『足の機能向上』について靴を見るポイントとして3つあります。

1.足先にゆとりがある(外反母趾・内反小趾の予防)

2.甲周り、かかと周りが合ってる(圧迫されず、かつ、しっかり押さえられてる)

3.指のつけ根がしっかり曲がりやすい(スムーズに歩きやすくするため)

クッション性があり反発が高い靴は疲れにくかったり、動きやすいと思いがちですか?

実はクッション性や反発が高いほど、足が疲れやすくケガもしやすくなるのです。

バランスがとりずらくなり、すぐに疲れてしまいますのでご注意を。

⑥正しい歩き方と姿勢

「巻き爪予防に姿勢や歩き方?」

一見、関係のないことだと思いがちですが、姿勢や歩き方を治すだけで巻き爪だけでなく、他の足のトラブルや身体への負担も抑えることができるでます。

まず、足には重心に耐えるための大きな3つのアーチ(バネのようなもの)があります。

それが足の第1指(親指)からかかとまでの「内側のアーチ」と、第3指(中指)を頂点としての第1指から第5指までの「横のアーチ」そして、第5指とかかとまでの「外側のアーチ」です。

その内側のアーチや横のアーチがつぶれてきてしまうと、足病変のベースである「開張足」や「扁平足」になってしまいます。

では、なぜアーチがつぶれてきてしまうのでしょう?

それは歩行にあり、とくにペタペタ歩きに原因にあります。ペタペタ歩きとは、足をあまり上げず足裏全体をくっつけて歩く歩き方です。

この歩き方ですと、アーチの機能が使われません。

使わない機能はたちまち衰えていき、筋力や骨と骨をしっかりつなぐ靭帯が低下し、地面をつかんだり踏ん張ったりできなくなります。

主に正しい歩行の重心移動のとして4つの流れを行うといいでしょう。

1.かかとで着地

2.重心を第5指のつけ根に移動

3.重心を第1指の付け根に移動

4.最後に第1指と第2指で蹴り出す

こうして歩くと、重心はかかと・第1指・第5指の3点にかかることになり、3点で体を支えることで足に負担がかかりに

では姿勢の方はどうでしょうか。

いくら重心移動が合っていても、姿勢がしっかりしていないと重心が安定しなくなり、いつかは足のアーチにも影響がでてくるでしょう。

姿勢をよく保つためには、おなかや背中といった、体幹部の筋肉を鍛えることが大事です。

体幹の筋肉は、身体をまっすぐにするだけでなく、重力に抵抗して体を支えている筋肉でもあるため、これが働いてると足にかかる負担が減ります。

 

以上「巻き予防とセルフケア」でした。

正しい爪の切り方や自分に合う靴を探すというのは、最初は難しいです。

もし分からないがことありましたら、是非お問合せ下さい。

無料カウンセリングも承ります。

また、当院ではインソール(中敷き)を患者様一人一人に合わせて作らせて頂いております。

 

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足の保護と正しい歩行のためにお勧めします。