巻き爪と体調不良は大きく関係しています

巻き爪119院長の伊藤です。

今回は巻き爪と体調不良が大きく関係していることをお伝えさせていただきます。

巻き爪のほとんどが足の親指で発症します

足の親指の爪の両サイドには東洋医学でいう経絡(ツボのルート)が二本通っています。

足の太陰脾経足の厥陰肝経です。


☆足の太陰脾経の不調が推測される場合

■東洋医学では、脾の働きは消化器と肌肉(皮下脂肪)と関わると考えられています。

■脾は胃と関りが強く脾が弱くなると胃腸の症状も出やすいと考えられています。

■手足が冷え、むくみを起こし消化不良、腹痛、下痢が起きることがあります。

脾が失調すると食物が喉から下がらず、みぞおちが痛み、胸苦しくなります。

 また、脾は四肢などの筋肉に栄養を与えていますので脾が悪くなると手足がだるくなったり

経絡上の膝の内側や股関節や腰の痛みが生じます。

■女性では婦人科系の不調が現れることがあります。

☆足の厥陰肝経の不調が推測される場合

■東洋医学では、肝の働きは消化器と筋肉、目と関わると考えられています。

肝が失調すると胸から脇にかけて満ちて苦しく(胸脇苦満)、嘔吐、消化不良などが起きることがあります。

また、耳鳴り、めまい、目が乾く、夜盲や不眠、貧血、筋肉の痙攣、膝や股関節、背中の痛みが生じます。

精神的には、イライラしたり消極的になりやる気が出ないなんていうことにもなりかねません。

■女性では婦人科系の不調が現れることがあります。

☆足の親指以外の指を走る経絡

人差し指 ― 胃経(食物を受け入れて消化物を小腸に運びます。消化不良や食欲不振などの消化器系の症状が現れます。)

中指 ― 八兪経(肝、胃、脾、膵などの広い範囲の不調や肩背の痛みやコリ腰痛、下肢の痛みやしびれなどの症状が現れます。)

薬指 ― 胆経(肝臓で作られた胆汁を貯蔵し、必要に応じて消化を助けます。頭痛、顎の痛み、側胸部、股関節、膝の外側や下腿の外側に沿った痛みが現れます。)

小指 ― 腎経・膀胱経(目の内側から後頭部、うなじ、背中から腰や膝の裏側、ふくらはぎの痛みやめまい、耳鳴りや生殖器の症状が現れます。)

以上のように巻き爪の影響は体中の変調の原因になることがあります。

最近、手足がだるい、膝や股関節が痛くなってきた、あるいは胃腸の調子が思わしくないなど、原因不明の体調不良で気になる方は足の爪を確認してみてください。

痛みが無くても巻き爪になっているかもしれません。

早めの対処をお勧めします。

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